今年2014年は、
前半までは水星座が何度となく『水星座のグランドトライン』が形成され、
下半期に入ると、まず7月に木星が獅子座へ、それに続いて12月に土星が射手座へ移動することで、
それより前の2010年5月29日より牡羊座に滞在している天王星と合わせ、
今度は『火星座のグランドトライン』が出来上がる…
何と一年の中で、大惑星だけのグランドトラインが二種類できるという、非常にまれな年となります!
2013~2014年前半は、一個人&社会全体に大きな変化をもたらす「活動宮星座のグランドクロス」が
絶え間なく起こり、非常に印象的な時期でした。
このハードでダイナミックな時期を、優しさと気遣い、深い愛情で包んで、
変化しようという心に栄養を与え続けてくれたのが、水星座だったとすると、
「変化の基礎がある程度整った」今から、私たちに届けられる火星座たちの力は、
まさに「創造する勇気を与える力、くじけなさ、楽天性、人同士の結束力」の象徴であると感じます。
何かを信じて、前を向き続けるこころ、というのでしょうか。
グランドクロスが、既存の世界の中で変わるべきものを一度壊し、
そこに新しい何かを芽吹かせるべく、私たちの中に小さな種を与えてくれた。
「あなたの思うままに、この木を育てなさい」と。
水星座が、何かを再構築する際の不安を和らげ、
新しい何かが根付くための愛情を注いでくれる雨だったとしたら、
火の星座は、燦然と輝く、温かく強く、栄養豊かな、太陽です。
「新しい道を選んだら、己を信じて、前を向け!」
これからは、日々たゆまずそう語りかけてくるのでしょう。
陽気で単純、力強く生命力にあふれ、賢さと、他の命への大いなる慈しみを備えた火の三星座。
水星座がやさしい母親で、根源的な命の愛を教えてくれた後は、
父なる火の星座が、その手を引いて道を歩ませてくれます。
おそらく「火の星座がもたらす流れ」が強く実感されるのは2015年以降になるかもしれませんが、
でもその前にも、太陽~火星までの「個人天体」
(社会全体への影響度の高い大惑星に対し、木星より内側を回る太陽、月、水星、金星、火星は
一個人への影響度が一層強いためこう呼ばれます)が
土星に先んじて射手座に到着することで、
秋口から何度となく「火星座のグランドトライン」前哨戦のような配置が生まれるので、
少しずつ、何かが違ってきていると実感できるはず。
やさしいピンクのような水のベールが、徐々に明るく、力強く、熱量のあるものに変わっていく。
それがこの移行期、2014年下半期なのです。
今期の火は、何かを燃やし尽くす火ではなく、
あたためてうまみを引き出し、膨らませて大きくする…そんな感じです。
とにかく楽しくて滋味豊かで、にぎやかで、それでいてやはりびしっと強く、仲間思いの火。
上手く語りきれないくらい、それはとても「高尚な火、人格的に高い火」のイメージなのです。
天王星、木星、土星…という、「大魔法使い、長老クラス!」みたいな布陣での大三角だからでしょう。
それでいて、明るくて、永遠の若さをもっている…。
そんなイメージを具現化すべく、石を考えました。
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